アクセルリスが杏林製薬にシステム導入

ドッキングとファーマコフォア解析によるバーチャルスクリーニング

 2004.03.11−アクセルリスは、新薬候補化合物の大規模バーチャルスクリーニングシステムを杏林製薬に導入した。ターゲットたん白質の結合部位の構造情報をもとに、それにフィットする薬物の分子構造を設計するストラクチャーベースドラッグデザイン(SBDD)、およびファーマコフォア解析技術を駆使してムダな実験を減らし、開発期間短縮と開発コスト削減を達成していく。

 今回、杏林製薬が導入したのはアクセルリスの高速ドッキングツール「LigandFit」(商品名)、ファーマコフォアモデリングツール「CATALYST」(商品名)の2種類のシステム。創薬研究所(栃木県下都賀郡)に「IBM eサーバーxシリーズ335」6台(12プロセッサー)からなるLinuxクラスターを設置し、これらのソフトを稼働させる。