2007年春CCS特集:トムソンサイエンティフィック
製薬向け統合情報サービス新次元へ、ニーズに合わせてカスタマイズ提供
2007.06.28−トムソンサイエンティフィックは、製薬・バイオ産業向けの統合情報ソリューションサービス「Thomson Pharma」をさらにレベルアップさせる。同社の誇る40種類以上のデータベース(DB)コンテンツ群に対する統一的なアクセスを提供するという第1段階はクリア。今後は、顧客企業や利用者のワークフローに即した形で信頼性の高い情報を提供し、それによってビジネスや研究の意思決定を高次元でサポートできるよう、第2段階の機能強化に拍車をかけていく。
このため、同社では顧客サポートのための専任チームを組織し、さまざまな要望を吸い上げている。製品開発やコンテンツ編集、調査チームなどを巻き込んで、顧客ニーズにマッチした製品の質的向上に結びつけている。
さて、Thomson Pharmaは標準のまま使うこともできるが、コンフィギュレーションやカスタマイゼーションによって、ニーズに合わせたきめ細かな調整が可能。コンフィギュレーションは、利用者が自分の職務や関心に応じてメニューを変更し、必要なコンテンツを選んで表示させることなどを容易にする。一方のカスタマイゼーションには特定のテーマで顧客向けのプロジェクトを組むようなケースも含まれる。
例えば、外部や社内のDBをThomson Pharmaと統合して一括検索できるようにしたり、特定の疾患分野に対するキーオピニオンリーダーを選定するためのデータプロファイリング(各種情報ソースを利用し、合理性のある仕方で100人を選び出す)を受託したりした事例がある。
国内でもこうした案件に積極的に取り組んでいく方針で、なんでも悩みや要望をぶつけてほしいとしている。