日立ソリューションズが次世代コラボレーション実現

高度な電子会議機能を気軽に、5ヵ国語対応で全世界にで販売

 2012.02.15−日立ソリューションズは14日、離れたところにいる人同士が同じ場所にいるような感覚で会議ができる次世代コラボレーションシステム「Hitachi Advanced Collaboration System」を開発し、日本および欧米市場で3月1日から発売すると発表した。音声・映像の使用や資料の共有と書き込み、ホワイトボードの活用など、高度な電子会議の機能を実現すると同時に、相手がどこにいても複雑な手順なしにすぐに会議を開始できる気軽さが特徴。複数拠点に分かれた開発チームのメンバーが図面などの技術情報を含めたやり取りを行うなど、製造業の分野で高い効果が見込まれるという。同社では2015年度に世界で20億円、2017年度には50億円の売り上げを計画。この市場で世界リーダーになることを目指していく。

 「Hitachi Advanced Collaboration System」は、既存の電子会議システムの欠点を見直し、理想のコラボレーションの実現を目指したもの。書き込みや情報共有の操作性に優れた自社のホワイトボードソフトウエアに、マイクロソフトの基盤技術を組み合わせて、プレゼンス情報やグループウエア、音声通信・映像共有の機能などを統合している。

 同社の電子黒板である「StarBoard」を使用して直感的なタッチ操作で扱えるほか、会議の参加者は自席のパソコンや外出先のタブレット端末などからレビューや論議に加わることができる。マイクロソフト製品との統合により、相手のプレゼンスに応じて会議への招待を随時行うことができるため、事前に段取りを整えるのに時間がかかるという電子会議特有の面倒さがない。

 日本語のほか、英・独・伊・仏の5ヵ国語に対応しており、ワールドワイドでの販売を行う。とくに、スイスを中心とする欧州での事業を先行させているため、全体の9割以上が海外での売り上げになると予想している。

<関連リンク>:

日立ソリューションズ(ホームページ)
http://www.hitachi-solutions.co.jp/

日立ソリューションズ(製品情報サイト)
http://www.hitachi-solutions.co.jp/acs/


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