パーキンエルマーがインフォマティクス製品のブランド統一
「Ensemble」の名称を採用、デスクトップパッケージも整理
2012.07.28−パーキンエルマーは、旧ケンブリッジソフト製品を含めたブランディングやパッケージ構成を変更する。同社のインフォマティクス事業は、ケンブリッジソフトのほか、品質分析・試験業務のデータ管理システムを開発していたラボトロニクス、電子実験ノートブック(ELN)ベンダーのアルタスラボ、LIMS(研究情報管理システム)ベンダーのラボワークス−の4社を中心に統合したもの。製品間の連携も進んでおり、一体化したソリューションであることを印象づける狙いもあるようだ。
今回、製品群全体の総称として、一揃いを意味する「Ensemble」(音楽用語では合唱・合奏)という名称が採用された。これにより、デスクトップ製品は「Ensemble for Personal」、化学系ELNは「Ensemble for Chemistry」、生物系ELNは「Ensemble for Biology」、製剤系ELNは「Ensemble for Formulations」、品質評価系ELNは「Ensemble for QA/QC」となる。
ただ、「Ensemble for Chemistry」には、化合物登録や試薬管理などのアプリケーションも含まれているため、単に商品名を変えたというのではなく、研究領域別に製品体系を整理したイメージだと思われる。
一方、旧ケンブリッジソフトのデスクトップ製品群は、「Ensemble for Personal」のもとに、4種類のパッケージにまとめられる。「ChemDraw」、「Chem3D」、「ChemBioDraw」、「ChemOffice」となってかなりすっきりした。それぞれ、Std、Pro、Ultraの種別は残る。
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