三三がWindows8タブレット対応クラウド名刺管理アプリ
ビジネス情報を持ち歩き、名刺データを組織で活用
2012.09.26−三三(本社・東京都千代田区、寺田親弘社長)は24日、Windows8ベースのタブレットPCを活用する名刺管理アプリ「Link Knowledge for Windows8」を開発し、Windows8発売の10月26日に合わせて販売・サービスを開始すると発表した。「Link Knowledge」自体は2007年に発売して700社のユーザーに利用されている製品で、専用スキャナーで名刺データを読み取り、クラウド上に顧客データベースを構築して、その情報をビジネスに活用するための各種アプリケーションを提供している。タブレットPCに対応することにより、外回りの営業マンなどにとってさらに使いやすい環境が実現する。使用料金は月額2,500円からで、3年間で3,000社への導入と、3年後の年間売上20億円を見込んでいる。
同社によると、名刺データはビジネスの入り口として重要だが、個人向けの名刺管理ソフトは組織全体としては活用しづらく、逆に企業向けの顧客管理システムは個人には使いにくいなどの問題があったという。
同社の「Link Knowledge」では、各社員が集めた名刺をスキャンしていくだけでクラウド上にデータベースができあがる。OCRで読み取るだけでなく専門オペレーターが手入力するので間違いがない。ユーザーがログインすると、自分が登録した名刺の企業の人事情報やニュースが表示されるほか、同僚社員が登録した名刺データも含めて一括検索することが可能。相手企業の名刺データを集約して組織図を自動的に作成する機能も持っているため、商談などのコンタクト先を誤ることなく、事前の情報収集も効率的に行える。
現在、エンタープライズエディション(月額1ユーザー1万円から)、プロフェッショナルエディション(同6,500円から)、グループエディション(同3,500円から)の3種類のライセンスを用意しているが、今回初めてタブレットPCに対応させ、タブレットエディション(同2,500円から)を新たに設けた。
10月26日以降、Windows8のアプリ専用ストアからダウロードできるが、iPadやアンドロイドベースのタブレットPCにも順次対応させていく。
今回はとくにWindows8タブレットのタッチ操作に最適化したユーザーインターフェースを実現しており、画面をつまむセマンティックズームで名刺データを登録した月別にまとめて探しやすくしたり、画面を分割するスナップ機能を使って名刺データの隣に地図情報を表示させたりすることが可能である。
また、同社ではタブレット版の発売を機に販売パートナーも募集する。これまではほぼ直販で事業を行ってきたが、30社の販売店を募り、積極的な拡大を目指すことにした。将来は海外進出も視野に入れていくという。
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三三(Link Knowledge 製品紹介ページ)
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