米シミュレーションズプラスがADME毒性予測ソフトの最新版
ADMET Predictorバージョン6.5を発売、原子単位で代謝率予測
2013.06.26−米シミュレーションズプラスは、化合物のADME(吸収・分布・代謝・排出)および毒性を予測する「ADMET Predictor」(ADMETプレディクター)の最新バージョン6.5を開発した。国内では代理店のノーザンサイエンスコンサルティング(NSC)を通して発売する。新しく18種類の代謝予測モデルを搭載しており、これまでのような分子単位ではなく、代謝に関係する原子のレベルで代謝率を予測することが可能になった。
ADMETプレディクター6.5は、予測モデルが追加・強化され、実用性がさらに高まった。
とくに、新規に追加されたモデルでは、薬物代謝酵素チトクロームP450(CYP)による代謝率を分子内の各原子に対して予測するための18種類のモデルが注目される。Km、Vmax、CLintといったパラメーターを予測することは同じだが、これまでは分子全体で予測していたのに対し、今回のモデルはどの原子が代謝に関係するかをより深く考察することが可能。特定の原子の変更で全体の代謝が大きく変化することがわかれば、分子設計のうえでの重要なヒントが得られるという。
そのほか、ヒトの皮膚透過性モデルと、空気/水分配係数モデルも今回から新たに搭載されている。
一方、強化されたモデルとしては、10種類のAMES変異原性モデルがある。米食品医薬品局(FDA)の標準試験(サルモネラ菌)に対応したものだという。また、グラフツールの「Miner3D」も刷新され、使いやすさが大幅に向上している。
さらに、ライセンス管理のために業界標準のFlexNetを採用した。より速く柔軟かつ簡便にライセンス管理ができるため、エンドユーザーにとってもメリットが大きいということだ。
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<関連リンク>:
米シミュレーションズプラス(トップページ)
http://www.simulations-plus.com/
米シミュレーションズプラス(ADMETプレディクター製品情報ページ)
http://www.simulations-plus.com/Products.aspx?grpID=1&cID=11&pID=13
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