クラリゼンがSaaS型プロジェクト実行管理ソリューションの最新版
企業ソーシャル機能を統合、“ワークファンネル”で成果の出るコラボレーション
2013.09.12−米クラリゼン(本社・カリフォルニア州、アビノーム・ノボグロドゥスキーCEO)は11日、SaaS型のプロジェクト実行管理ソリューション「Clarizen」の最新バージョン6を提供開始したと発表した。今回から企業ソーシャル機能が搭載され、社内やパートナーとの間の会話からアイデアが出て、その有望なものから仕事が生じ、正式に予算がついてプロジェクトになっていくといった一連の流れの中で業務遂行を包括的に支援できる機能を備えている。ノボグロドゥスキー(Avinoam Nowogrodski)CEOは、「従来のプロジェクト管理システムは専門家には使いやすいが、一般社員のためのソフトではなかった。仕事のツールもいまはいろいろあるが、それぞれがうまくつながらないのが問題だ。Clarizenを使うと仕事のやり方が変わり、確実に成果が出るようなコラボレーションが実現できる」と説明する。
同社の設立は2006年。社員数は120人で、2013年度は100%成長を達成した。69ヵ国の2,500以上のグローバル企業に導入されており、日本でも2年半に販売開始して以来、50社以上の導入実績がある。SaaS型のソリューションであるため、インストール不要ですぐに利用でき、30日間フリートライアルには1日平均150件の申し込みがあるという。言語は9ヵ国語に対応しており、最新版も完全に日本語化されている。
国内の販売体制としては、日本システムウエアとIPテクノサービスが代理店として活動しており、日本事務所がそれをサポートしている。さらなる事業拡大を目指し、年末から来年にかけて日本法人化を検討しているということだ。
さて、今回のバージョン6は、“ワークファンネル”という独自のコンセプトのもとに開発された。これは、日々の会話やメールなどのやり取りのすべてを業務プロセスやプロジェクトにつなげていくという考え方。使いやすいソーシャルインターフェースにより、社員やパートナー、顧客との会話をプロジェクトのあらゆる側面にリンクさせたり、ディスカッショングループをつくったり、即座に行動をとったりすることができる。また、ハッシュタグを用いて必要な情報にリンクさせたり、アットサインを使って個人やグループを会話に誘ったりすることも容易に行える。
また、プロジェクトリーダーはプロジェクトの全体を把握するとともに、各メンバーが抱えるタスクや進捗状況を一覧的に確認することが可能。手すきのメンバーを探して遅れているタスクを割り振るなどの作業も、ドラッグ&ドロップで簡単に実行できる。
バージョン6を利用することにより、チームコラボレーションとプロジェクト実行環境が整備され、データや情報は常に最新かつビジネス目標とシンクロナイズされた状態に保持されるという。
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<関連リンク>:
米クラリゼン(トップページ)
http://www.clarizen.com/
日本システムウエア(Clarizen製品紹介ページ)
http://www.nsw-cloud.jp/cloud/service/saas/clarizen/
IPテクノサービス(Clarizen製品紹介ページ)
http://www.iptechno-s.com/solution/clarizen/