CTCLSが第一三共にクラウドサービス「Box」を提供

社内外で手軽にデータ共有、全社員1万3,000ユーザーが活用

 2016.04.07−CTCライフサイエンス(CTCLS、城田勝行社長)は4日、Box Japan(古市克典社長)と共同で、第一三共に対してファイル共有クラウドサービス「Box Enterprise」の提供を開始したと発表した。外出先からモバイルデバイス経由で社内資料を参照したり、社外の関係者とデータ共有したりする目的で、約40テラバイトのデータをクラウド上に移行、今年1月から全社員1万3,000ユーザーが使用しているという。

 第一三共は、機動的なデータ活用を推進するため、コストを抑えて将来的なデータ量の増加にも対応できるファイル共有サービスの利用を検討してきていた。その点で、Box社のサービスはウェブブラウザーだけでざまざまな種類のファイルをセキュアに閲覧・共有・編集できるのがメリット。社内外でのファイル共有やファイル検索、バージョン管理などの機能面の向上と、容量無制限によるIT管理者の運用負荷軽減を実現している。

 CTSLSはBox社と共同で設計・導入を行い、自社開発したデータ移行ツールを使用して、第一三共が利用していた既存クラウドサービスのファイルサーバーから約40テラバイトのデータをBox上へ移行させた。毎週数百ギガバイトのペースで、5ヵ月ほどを要したという。

 今回の実績をテコに、CTCLSとBoxは規制の厳しい製薬業界におけるクラウドプラットホーム活用を促進させていく考え。Boxと他システムとの連携や機能改善など、ファイル共有サービスのさらなる利便性向上を図っていくとしている。

******

<関連リンク>:

CTCライフサイエンス(トップページ)
http://www.ctcls.co.jp/

CTCライフサイエンス(Box 製品情報ページ)
http://www.ctcls.co.jp/products/box/box.html

Box Japan(トップページ)
https://www.box.com/ja_JP/


ニュースファイルのトップに戻る