CCSニュースファイル
   2021年10−12月

  • 三井情報らが深層学習による新しいタンパク質構造決定ツール
      2021.12.21−三井情報(MKI)は20日、田辺三菱製薬、横浜市立大学、理化学研究所、京都大学とともに、機械学習を用いた新規のタンパク質結晶構造評価法「QAEmap」(Quality Assessment based on Electron density map)を確立したと発表した。タンパク質の結晶構造をアミノ酸単位で機械学習したもので、もとのデータ分解能に依存せず、ループ領域の構造評価にも適用できることが特徴。薬剤候補化合物と標的タンパク質との結合様式を調べる創薬研究や分子シミュレーション研究に役立つと期待される。

 

 

**************<一般ITニュース>***************

 

  • タニウムが国内のサイバー・ハイジーン調査結果、Nデイ攻撃に備え
      2021.12.08−統合エンドポイント管理とセキュリティのプラットフォームを提供するタニウム(本社・東京都港区、古市力社長)は7日、サイバー・ハイジーン(サイバー衛生管理)に関する国内調査結果と、対応するソリューションに関して記者説明会を開催した。ランサムウエアの被害が広がる中、感染する危険を小さくするために、通常の病気に対するように“衛生”に気をつけることで感染・発症を避ける考え方が高まっているという。しかし、国内ではまだ認識が不十分で、対策も遅れていることが明らかになった。
  • マンディアントがサイバーセキュリティで14の予測、ランサムウエア対策
      2021.12.09−セキュリティベンダーのマンディアント(Mandiant)は8日、年次レポート「2022年セキュリティ動向予測」の発行に基づき、「2022年以降のサイバーセキュリティに関する14の予測」に関する記者説明会を開催した。同社はこの中で、「ランサムウエアの被害を被ることが特別なことではなくなり、長年築き上げたビジネス上の信頼を一夜にして失うようなことも生じている。攻撃者を上回るスピードでセキュリティの革新に取り組む必要がある」とし、同社のソリューションの有効性も強調した。
  • McAfeeが2021年の十大セキュリティ事件、クラウドへの不正アクセス増
      2021.12.15−McAfee Enterpriseは14日、年末恒例の十大セキュリティ事件ランキングを発表した。国内のビジネスパーソン1,000人を対象に、1年間(昨年12月から今年11月)に報道されたセキュリティ事件に対する認知度を調査したもの。今回は、デジタルトランスフォーメーション(DX)やコロナ禍の影響でクラウドサービスの利用が広がったことによる影響や、ランサムウエアによる被害が目立った。十大ランキングのほかに、ランサムウエアの被害に関する調査も公表した。

 

 


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