アイデミーがSaaS型MIサービスを提供開始
暗黙知を形式知に変換、物性予測で実験回数・時間削減
2023.08.01−アイデミー(本社・東京都千代田区、石川聡彦社長兼CEO)は7月31日、マテリアルズ・インフォマティクス(MI)のためのデータ活用プラットフォーム「Lab Bank」を提供開始すると発表した。SaaS(サービスとしてのソフトウエア)で提供される新サービスで、研究データの一元管理、機械学習モデルに基づく物性予測、実験結果の予測を行い、研究開発にともなう実験回数や時間の削減を可能にする。1年間単位の契約となり、蓄積したデータは社内システム等で活用することもできる。
同社は、人工知能(AI)やデジタルトランスフォーメーション(DX)の社会実装を支援するベンダーで、2014年に設立して以来、オンラインDXラーニング「Aidemy Business」、DX実践研修「Aidemy Practice」、プロジェクトの企画から運用までを一気通貫で支援するプロジェクト伴走型支援サービス「Modeloy」などを提供してきている。
今回の「Lab Bank」は、SaaS基盤上で研究員がデータを蓄積・共有することで、個人が持っている暗黙知を形式知に変換し、全体でのナレッジシェアを促すことが可能。研究室の特性に合わせてデータベースを作成し、入力項目や実験・試験行程をユーザー自身でカスタマイズできる。実験結果などのデータがたまれば、それをもとに機械学習を行い、指定した配合材料や実験条件から物性予測を実施。期待される実験結果をコンピューター上で予測することにより、研究効率の大幅な向上につながるという。
また、「Lab Bank」には蓄積したデータをもとに定型レポートを作成する機能も組み込まれている。今後も、実験計画の作成から承認フローまでを管理する機能など、研究現場のニーズに適した機能を順次追加し、サービスをアップデートしていくことにしている。 先行サービス群との連携により、研究開発のDX推進に関する幅広いニーズへの対応も図る。
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アイデミー(Lab Bank 製品紹介ページ)
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