CCSニュースファイル
   2016年7−9月

  • 材料インフォプロジェクト「MI2I」がコンソーシアムのキックオフイベント
      2016.08.06−物質・材料研究機構(NIMS)が推進する情報統合型物質・材料開発イニシアティブ(MI2I)は6月28日、都内でコンソーシアムのキックオフイベントを開催した。4月からコンソーシアム会員を募集していたもので、32社の法人会員を集めてスタートを切った。会員数は今後も増えるもよう。データ駆動型(情報統合型)の材料インフォマティクスを活用した新しい研究手法の確立を目指す同プロジェクトへの期待は大きく、幅広い企業が関心を寄せている。今後の成果が注目される。
  • アフィニティサイエンスが生命科学系の新モデリングソフト「YASARA」
      2016.09.29−アフィニティサイエンスは、オーストリアのYASARAバイオサイエンス社と代理店契約を結び、創薬研究に利用するための生体分子系のモデリング&シミュレーション機能を統合化した「YASARA」を国内で販売開始した。膜タンパク質などの複雑なモデルを素早く構築する機能を備えており、分子動力学計算やドッキングシミュレーション機能も搭載している。低価格も武器で、同社ではインシリコスクリーニングに初めて取り組むユーザーにも使いやすいとして、農薬や化粧品などの非製薬分野も含め幅広い普及を目指していく。

 

 

**************<一般ITニュース>***************

 

  • プロトラブズが国内の事業体制強化、射出成型など生産能力50%アップ
      2016.10.14−プロトラブズ(本社・神奈川県座間市、トーマス・パン社長)は11日、本社・工場を移転し、国内における事業体制を大幅に拡充したと発表した。同社は、ネット経由で顧客から設計データを預かり、射出成形機やマシニングセンターを使ってカスタムパーツの試作製造・小ロット製作を請け負う企業。米国を本拠に、欧州と日本にも製造拠点を置いている。独自のデジタルマニュファクチャリングシステムを利用することで短納期/高品質を実現したことが特徴で、顧客の製品開発を大幅に加速させることができるという。今回、日本に約7億円を投資し、製造能力を50%引き上げた。
  • クラウディアンらがAI利用して屋外ターゲティング広告に道、車種認識
      2016.10.15−クラウディアン(本社・東京都渋谷区、太田洋代表取締役)は13日、人工知能(AI)を活用してカメラ画像から走行中の車種を認識し、それに合わせて広告表示を切り替える実証実験に成功したと発表した。これは、電通、スマートインサイト、Quanta Cloud Technology Japanと進めている共同プロジェクト「Deepap Project」の一環で、今回は大型LEDデジタルサイネージシステムでJESCO CNSが実験に協力している。これまで難しいといわれていた、屋外でのターゲティング広告の実用化に道をつける成果が得られたとしている。

 

 


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