- CTCLSが第一三共にファイル共有クラウドサービス「Box」を提供
2016.04.07−CTCライフサイエンス(CTCLS、城田勝行社長)は4日、Box Japan(古市克典社長)と共同で、第一三共に対してファイル共有クラウドサービス「Box Enterprise」の提供を開始したと発表した。外出先からモバイルデバイス経由で社内資料を参照したり、社外の関係者とデータ共有したりする目的で、約40テラバイトのデータをクラウド上に移行、今年1月から全社員1万3,000ユーザーが使用しているという。
- 塩野義製薬がAI利用で臨床解析業務を自動化へ、SASと連携
2016.04.13−SAS Institute Japanはこのほど、塩野義製薬がHadoop対応製品の一つである「SAS In-Memory Statistics for Hadoop」の機械学習エンジンを利用し、臨床開発業務で使用されるSASプログラムとその関連文書を自動生成する人工知能(AI)アプリケーションの開発に着手したと発表した。統計解析の専門知識が必要だった臨床試験解析業務の多くを自動化し、臨床試験の大幅なコスト削減と期間短縮を達成することが狙い。人が介在することによるエラーも大幅に低減できると期待されている。
- ワールドフュージョンが米eMoleculesと製品・サービスを連携
2016.04.26−ワールドフュージョンは、創薬研究に利用する化合物の価格比較と購入サービスを提供している米eMoleculesと提携し、自社の創薬知識データベース「LSKB」と連携させる新たな取り組みを開始した。次世代シーケンサー(NGS)データや疾患から関連の深いタンパク質を経由して化合物を探索したり、既知のリード化合物との類似性から新しい候補物質を探索したりした結果を反映させ、その化合物を実際に入手するまでをシームレスに行うことができる。逆に、eMoleculesでみつけた化合物に対しLSKBでターゲット予測を行うことも可能。共同事業の第一段階では、米国でLSKBユーザーを増やすことを目指していく。
- BIOVIAの「デザイン・トゥ・キュア」を仏イプセンが採用、M&Sツール活用
2016.04.28−ダッソー・システムズ・バイオビア(BIOVIA)の創薬支援ソリューション「Designed to Cure」(デザイン・トゥ・キュア)が、ペプチド医薬などに特徴を持つ仏イプセンの研究基盤として採用された。先端のモデリング&シミュレーションを中心としたツール群で構成されるソリューションで、フランス、イギリス、アメリカの研究拠点を結ぶだけでなく、外部の科学者や研究機関、CRO(医薬品開発受託機関)などを含めたオープンイノベーション型のR&Dプロセスの最適化を目指すことにしている。
- CTCLSが法規制化合物チェックシステムを機能強化、麻薬前駆体を検出
2016.05.13−CTCライフサイエンス(CTCLS)は、自社開発の法規制化合物チェックシステム「RegSys」を機能強化し、オプションとして「麻薬前駆体辞書」を整備して提供開始した。想定外の反応が生じて麻薬を合成してしまうなどの誤りを未然に防止することができる。さまざまな化学物質を扱う製薬企業などにとっては、コンプライアンス徹底のためのソリューションとして注目される。
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- 日立ソリューションズがAI利用のマルウエア対策製品、米サイランスと提携
2016.04.19−日立ソリューションズは18日、米サイランス(Cylance)と販売代理店契約を締結し、AI(人工知能)/機械学習を用いて開発したマルウエア対策製品「CylancePROTECT」を19日から発売すると発表した。過去のマルウエアの特徴を豊富に学習しており、新しく出現したマルウエアにもそのまま対応することが可能。パターンファイルを更新する隙を突かれることがないため、これまでで最強のエンドポイント防御が実現できるという。
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